雨乞い

「雨降れ」と企業幹部らが祈雨祭　徳島・長安口ダム

2005年06月18日02時48分
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渇水が深刻化している那賀川の長安口ダム近くで、雨ごいの踊りが奉納された＝１７日午後、徳島県那賀町で

　渇水で工場の一部が操業停止に追い込まれている徳島県阿南市とその周辺の企業幹部らが１７日、那賀川上流の長安口（ながやすぐち）ダム（那賀町）を訪れて「祈雨祭（きうさい）」を開いた。

　参加したのは、同ダムを利用している「那賀川工業用水利水者協議会」の王子製紙や日亜化学工業、大塚製薬など１３社の工場長ら。

　ダム堰堤（えんてい）には、祭壇のほか、杉の丸太とヒノキの葉を積み重ねた高さ約２メートルの護摩壇が組まれた。神職と降雨を祈願して点火。炎と煙が激しく燃えさかる中、すげ笠にみの、赤ふんどし姿の地元町議３人が昔ながらの雨ごい踊りを奉納した。