昨日のフォーラム雑感

地元の人のはなしはよかった。町並み保存の話を地元の代表としてまとめた人。
「自分のまちのよいとこをみつけていかないかん」
「住んどると、そこのよいもんが見えんようになっとる」
町並み保存する、ということになると、家の改修やらなにやらで面倒なことになる云々、というのではなく、自分の町のほんとうにいいところとして、町並みがあるのだから、金ない、人ないとかとマイナスにかんがえんと、よいとこを見いだして、それをどうするかを考えていかないかん、というこころ。

「まずは町の財産」
自分の財産、自分の財産ゆうとっては何にもできん。町並みを構成している家は、自分のざいさんよりも前に、町の財産や、と思わないかんというこころ。

「町づくりは、人づくり」
「町に住む人がみな口きけるように」
まずは、人の融和を考えないといけない。自分が自治会長をしていたときに、町営住宅ができた。最初は、町営住宅は町営住宅で別の町をつくってほしい、と思ったこともあったけれども、町で何か組をつくってするときには必ず住宅の組と古くからの組で人を出してするようにした。
また、隣保で掃除するときにも、隣保長が一人でできる仕事ではあるが、かならず隣保全員でするようにということをすすめてきた。
みな寄って何かすれば、その時に話をする場ができるからである。皆でしたら、知らん人がおらんようになる。そうしたら皆口がきけるようになる。そうしたら議論ができる。議論はしたらするほどよい。