ほんまに旨い米

今日は寒い。帰ったら室温が10度だった。今13度。寒いので地元の酒造会社がつくった焼酎を飲む。最近は、日本酒よりも焼酎の方がよく売れるんだそうな。
日本酒というと、今は山田錦が一番良いとされているが、これで作ったお酒がもっともおいしいお酒ではないらしい。山田錦というのは、栽培・醸造ともに作りやすい酒米のなかで一番良い、という程度のものらしい。
本当は、山田錦が開発されるまえに栽培されていた酒米でつくるほうがはるかにおいしい酒ができるらしい。けれども、そういった酒米は、栽培がめんどうで、醸造も難しいので結局すたれてしまっているそうだ。
我々が日常食う米もそうで、コシヒカリが一番おいしい、ということになっているが、泉南のほうで聞き取りをしたときに、みんながいうには、コシヒカリなんかよりももっと旨い米があるという。それは、コシヒカリなどの、現在栽培されている米が一般化する以前の米。風が吹いただけで籾が落ちる、というような、機械化には不向きな品種の米なんだそうだ。
そして、そういった米はもはや食うことはできない。