分からないものに対する態度

この前の激怒係長さんの代理の人は、声が低くて怖いのだが、2日間お目付についていてもらうと、少しは話が通じるようになった。今日で調査が終わったのだが、最後に書庫で、「ほんまに貴重なんはどこにありますのん?」と聞かれた。
なるほど、司書さんの「はいはいはい〜。勝手にやってね〜ん。」という態度と、課長さんの「勝手なことしてもーたら困るんや!」という態度の差は、勿論、責任云々のこともあろうが、書庫に入っているものがどういうものかを知っているか知らないか、というところから生まれ出たもののようだ。
質問から明らかなように、図書館の管理職の人たちは、図書館プロパーの人ではないらしい。書庫には、きちんと扱わなければならない、何かあると責任問題になる、けれども「訳の分からないもの」が詰まっている。
そうゆうところで、自分の訳の分からない何事かをされているというのは気持ちがいいものではないだろう。そういう時にとるもっとも楽な態度は、使わさない、使わせても自分の目の届かない所では自由にさせない、といったところか。
その道のものは、その道に秀でた人に任せるというのが賢明な方法であると思われるのだが。