Happy Academic Life 2006

nosemさんのところで言及されていた(id:nosem:20060420#p5)ので、どんなもんか見てみた。
研究人生を楽しむ会:http://academiclife.jp/

私たちは研究者の人生ゲームともいえる,Happy Academic Life 2006というボードゲーム型の教材を開発しました.

研究者がアカデミックな世界で生き抜くには,その世界に応じたキャリアデザイン能力が必要です.私たちは,若手研究者がそういった能力を学ぶことを支援するために,(社)人工知能学会の20周年記念事業「AI若手研究者のためのキャリアデザイン能力育成事業:幸福な研究人生に至る道」において,この教材を企画・制作しました.

だそうだ。
「教材」を実際にやってみた人の感想。

学内業務に時間を取られ,外部資金も取れず論文も書けず,お情けで学内昇進でやっと教授になれたけれど,時間内にゴールできないという悲惨な結果でした.この晩は悪い夢をみてうなされるぐらいにリアルなゲームでした.

妙にリアルで面白かったです。隣でプレイしていた菅原さんが、大学とはこういうところかとの感想をおっしゃっていたのが、印象的でした(違う面もあるんですけどね :-)。研究の内容が大当たりした、ためにいいことがあった、というようなことがあると、元気の出るゲームになると思います。学生が4人も居て、エフォートを食われて、よく休みました。現実の私も研究所所属なのに、学生が多めで、着任時の予想と違ってきていて、教訓になりました。

人文系の研究者には現実とあわない「教材」なのかもしれないが、その道の方々には「妙にリアル」なんだそうだ。

現役の研究者が、「この晩は悪い夢をみてうなされるぐらい」とか、「研究の内容が大当たりした、ためにいいことがあった、というようなことがあると、元気の出るゲームになると思います」という「教材」にHappy Academic Lifeと名付けているのは、皮肉なんだろうか。