博士課程、51年ぶり定員減 国立大・大学院

2006年08月31日00時22分
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060831-00000114-jij-soci

 来年度の国立大・大学院の入学定員のうち、博士課程の定員が51年ぶりに減ることが30日、文部科学省のまとめでわかった。博士課程に進む学生の「質の低下」を防ごうという大学側の意向や「ポストドクター」の余剰問題、企業や研究機関などでの受け皿の縮小が影響していると文科省はみている。

 博士課程の定員は1万4282人で、前年度に比べて118人減った。一方で、企業が人材を求めやすい修士課程の定員は増えたため、大学院全体では496人増の5万6400人となり、過去最多を更新した。

 専門職大学院では、公衆衛生大学院(定員30人)が東京大で、臨床心理大学院(同15人)が鹿児島大で発足する。
http://www.asahi.com/life/update/0831/001.html