岩手の4高校も必修履修させず 県教委には虚偽報告

2006年10月25日13時30分

 必修とされている歴史の授業を選択制にしたため、富山県の県立高校で卒業に必要な科目を履修できていなかった問題で、岩手県でも盛岡第一高(盛岡市)など県立4校で同様の事例があることが25日、明らかになった。一部の高校は入試対策のため4年前から必要な授業を行わず、県教委に虚偽の報告をしていたことを認めている。

 県教育委員会によると、現時点で履修不足が明らかになったのは、盛岡第一、盛岡第三、釜石南、福岡の計4校。富山県と同様、学習指導要領では地理と歴史の計3科目から2科目を選択しなければならないが、1科目しか選ばなかったり、2科目を選んでも必修の世界史を履修しなかったりする生徒がいた。該当する生徒はこのままでは卒業資格を得られない。

 盛岡一高では約4年前からこのような形で授業を行っていたといい、鈴木文雄校長は「入試対策のためだった」と説明。1科目しか履修していないのに毎年、県教委には2科目を履修したと虚偽の報告をしていたという。今後は土日に補習を行うなどして対応する。

 県教委は「あってはならないことだ」として、県内の全高校で同様の問題がないか調査する。
http://www.asahi.com/national/update/1025/TKY200610250211.html