六甲山で不明の市職員、24日ぶりに発見 重体

2006年10月31日13時40分

 31日午前9時40分ごろ、神戸市灘区の六甲山の山頂の南約1.5キロ付近で男性が倒れているのを通りかかった環境調査会社員が見つけ、110番通報した。男性は同市消防局のヘリコプターで救助され、同市内の病院に運ばれたが、衰弱がひどく意識不明の重体。灘署の調べで、持っていた免許証などから、今月7日に同山で行方不明になっていた、兵庫県西宮市の男性職員(35)=同市上之町=とわかった。同署が不明になった経緯などを調べている。

 調べでは、職員は最後に姿が確認された六甲ケーブル乗り口付近から、北東約700メートルの砂防ダム付近で倒れていた。職員は今月7日昼、六甲山頂付近で同僚14人とバーベキューをした後、午後3時ごろ、「徒歩で下山したい」と、六甲ケーブルを使って下山した同僚と別行動をとったまま、行方が分からなくなっていた。

 西宮市広報課によると、31日午前11時ごろ、同県警から「行方不明の職員らしき男性が六甲山で見つかった」と連絡があり、上司が病院に向かった。
http://www.asahi.com/national/update/1031/OSK200610310037.html