「山に飛行機落ちた」と通報 捜索したが見つからず

2006年12月20日

 20日午後5時ごろ、大津市大物の比良山系で、近くの男性が「近くの山で煙が見える。飛行機でも落ちたのではないか」と110番通報した。滋賀県警は対策本部を設置。消防と約90人態勢で付近を捜索したが、夜までに飛行機が見つからず捜索を打ち切った。21日朝から捜索を再開する。
 対策本部によると、男性の妻が小型の飛行機のようなものが急降下し、山陰に消えたのを目撃したという。県警と航空自衛隊のヘリが上空から捜索したが見つからず、大阪航空事務所や民間の飛行機クラブに全国のフライトなども確認したが、該当する航空機はなかったという。

 男性は朝日新聞の取材に対し「妻がブーメランの形をした小さい飛行機のようなものが火を噴いて落ちるのを見た。自分も山を見たら煙が上がっていた」などと話した。
http://www.asahi.com/kansai/news/OSK200612200079.html

「軽飛行機墜落した」 大津で情報、確認急ぐ

 20日午後5時ごろ、滋賀県大津市大物の会社員男性(36)から「家族が、近くの比良山系で煙が上がるのを見た。飛行機でも落ちたのではないか」と110番通報があった。

 滋賀県警は、軽飛行機が墜落した可能性があるとみて、対策本部を設置。捜索したが、機体は確認できず、午後9時に打ち切った。21日は午前7時から捜索を再開する。

 県警によると、目撃したのは男性の妻。「琵琶湖から京都方面に飛んでいた軽飛行機が急降下、山に隠れた後、煙が上がった」と話しているという。

 捜索は、目撃情報を基に、琵琶湖西側の比良山系内の大物を中心に行われた。

 県警のヘリコプター1機に加え、航空自衛隊小松基地(石川県)からヘリコプターと小型ジェット機各1機が出動した。

 山中には、機動隊員や大津市消防隊員ら約90人が入ったが、見つからず、自衛隊ヘリコプターの熱感知センサーにも反応はなかったという。

 一方で、大阪航空事務所を通じて全国の航空機のフライト計画を確認したが、該当する航空機はないという。21日は県と県警のヘリコプター2機と、地上からは同じ態勢で捜索を進める。
http://www.kenmin-fukui.co.jp/00/sya/20061221/mng_____sya_____016.shtml