ごみ袋から胎児、産婦人科医院が誤廃棄か 神戸

2007年01月22日13時24分

 22日午前9時20分ごろ、神戸市灘区森後町3丁目のごみ捨て場でごみ収集作業をしていた神戸市環境局の職員から、「収集車の中に子どもがいる」と110番通報があった。灘署が調べたところ、収集車の投入口付近にあったごみ袋から、妊娠4カ月程度の胎児の遺体が見つかった。近くの産婦人科医院が「看護師が誤って捨てたかもしれない」と説明したため、廃棄物処理法違反などの疑いもあるとみて、医院の関係者から事情を聴いている。

 胎児を捨てたとされるのは、ごみ捨て場から約10メートル離れたところにある「田辺産婦人科」。同署の調べによると、火葬予定にしていたが、誤って捨てた可能性があるという。同市環境局の作業員が血のようなしみがついたごみ袋を収集車に入れたところ、投入口の中で1回転した時に袋が破れ、中から10センチ程度の胎児が出てきたという。

 胎児を見つけた作業員は「透明のごみ袋を収集車の取り込み口に入れたら、袋が破れ、中から大量の血と人間の手足のようなものが見えた。よく見ると、へその緒も付いていたので胎児だと分かった。とにかくびっくりした」と話した。

 現場はJR六甲道駅北側の市道沿い。
http://www.asahi.com/national/update/0122/OSK200701220017.html