「恐竜課」を設置 まちおこしへ兵庫・丹波市

2007年04月02日

 国内最大級の草食恐竜の化石が見つかった兵庫県丹波市は2日、企画部内に「恐竜を活(い)かしたまちづくり課」を新設した。国内初で、世界的にも貴重とされるティタノサウルス類のまとまった化石について情報発信し、まちおこしにつなげる考えだ。

 3月末に終わった第1次発掘調査では、尾の骨がずらりと並んで見つかり、「1頭丸ごと」の期待が高まっている。今年秋から2次調査に入る予定だ。

 同課は課長以下3人態勢でスタート。今月22日にまず市内でシンポジウムを開く。その後は恐竜のキャラクターづくりなどを検討するという。

 辻重五郎市長はこの日の新採用職員の辞令交付式で、「頭も出てきたら、世界一の化石だ。恐竜を社会資本として、まちづくりを考えていかなくてはいけない。全国、世界へアピールしたい」と述べた。
http://www.asahi.com/kansai/news/OSK200704020104.html