パシフィコ横浜で「世界エスペラント大会」−42年ぶりの日本開催

 パシフィコ横浜横浜市西区みなとみらい)など3カ所で8月4日〜11日、エスペラント語を使用する人の交流や普及を目的とする「第92回世界エスペラント大会」が行われる。
 
 エスペラント語は、1887年に眼科医のザメンホフ氏が提案した国際共通語で、16の文法から成り立ち、規則的で例外がないのが特徴。世界に100万人、日本では1万人が使用していると言われている。
 
 同イベントは、1905年から戦争で開催不可能となった年を除いて毎年行われ、日本での開催は1965年東京大会に続いて2回目。成田から近いことや国際都市であることから横浜での開催が決定した。57カ国から約1,900人の参加が予定されている。
 
 メーン会場のパシフィコ横浜は、世界中から集まった参加者によって国際会議や普及についての講義が行われる。そのほか、ZAIM(中区日本大通)では谷川俊太郎さんを招いてエスペラント語と日本語を同時通訳する朗読会「朗読の夕べエスペラントの詩×日本の詩」を開催するほか、関内ホール(中区住吉町)ではリトアニアの一家3人グループ「アソルティ」やクロアチアのカーヤ・ファルスキーさんを招いて音楽コンサートを行う。
 
 日本エスペラント学会の担当者は「エスペラント語は通常半年から1年でマスターできてしまう。母語を持たない平等な言葉で、覚えやすいのが特徴。勉強会なども行うので初めて知った人も是非参加してほしい。Mi atendas vin!(あなたを待っています)」と話している。
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