蘇生譚・続

いったん「死亡」女性、容体安定も意識はなし 北見  2005/02/22 14:12

【北見】二十日、北見市内の河川敷に倒れていたところを発見され、いったん死亡と判断された後、生きていることが確認された同市内の女性(27)は、呼吸や脈拍が安定してきたため二十二日午前、治療を受けている同市内の病院で人工呼吸器を外した。病院によると、女性は回復傾向にあるものの、依然意識はなく、引き続き治療が必要という。

一方、女性を「死亡」と判断した北見地区消防組合消防署の新井山勉署長は「医療の専門家と協議し、死後硬直の度合いを厳しくするなど、寒冷地に合わせた基準の見直しを検討したい」と話している。

女性は発見された時、脈拍や呼吸が確認されず、下あごが硬直していたため、駆けつけた同消防署の救急救命士らが死亡と判断、北見署の安置室に運ばれたが、北見署員らが心臓の動きを確認した。