<トラック暴走>動機は「その日暮らしが嫌」容疑者が供述 仙台市青葉区のアーケード街で起きたトラック暴走事件で、業務上過失致死傷などの疑いで逮捕された仙台市出身の住所不定、無職、大友誠治容疑者(38)は宮城県警仙台中央署の調べに対し、自殺しようとした動機について「その日暮らしの毎日が嫌になった」と供述していることが4日わかった。
 調べでは、大友容疑者は3月下旬、路上生活をしていた東京から電車で仙台入り。「大好きなトラックの中で焼身自殺しよう」と市内のレンタカー店でトラックを借り、仙台港へ。しかし「神のお告げがあり、別の場所で死ぬことにした」と話しているという。
 同店の経営会社によると、29日に訪れた大友容疑者は「4トントラックを貸してほしい」と申し込んだ。対応した男性店員が「予約がいっぱいで1日まで用意できない」と断ると「その日にお願いします」と答えて3万数千円の料金を先払いした。
 一方、同署は大友容疑者を同日、同容疑で仙台地検に送検した。頭から黄色いジャンパーをかぶった大友容疑者は同日午前7時半過ぎ、警察車両に乗り込み地検に身柄を移された。
 この事件で犠牲となった同市青葉区米ケ袋の会社員、高橋和歌子さん(44)と同市宮城野区五輪の会社員、林淳子さん(42)の葬儀が4日それぞれ営まれた。
 高橋さんの葬儀には親族や職場の同僚、高橋さんがPTA会長をしていた学校関係者ら約400人が参列。高橋さんが指導していたコーラスグループが、故人を偲んで童謡などを合唱し、涙をこぼして聴き入る人の姿もあった。高橋さんが合唱の指導をしているのを見かけたという学校職員の男性は「指導はいつも一生懸命で、教え方も上手だった。事件に巻き込まれたなんて信じられない」と肩を落とした。【赤間清広、青木純】(毎日新聞) - 4月4日21時55分更新

私も「その日暮らしの毎日」はひどく嫌です。でも人を殺す勇気はないのでこんなことはしでかさないで日々を送っております。