大蛇

毒は人間3人の致死量 225センチの巨大ハブ公開へ

2005年11月25日06時05分
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沖縄県糸満市で捕獲された過去最長のハブ=24日午前10時、沖縄県玉城村のおきなわワールドで

 体長225センチの巨大ハブが沖縄県糸満市で捕獲され、同県玉城村(たまぐすくそん)のテーマパーク「おきなわワールド」に持ち込まれた。26日から土、日に公開される。

 推定年齢10歳の雄。県衛生環境研究所によると、県内での捕獲例としては過去最長だ。「人間3人を殺せる毒を持ち、気性も荒い」と飼育係の東常慶さん(54)。

 同園では、長さ世界一で知られる那覇市の大綱挽(おおつなひき)と並ぶ呼び物にしたいと、ギネスブックへの申請を検討中。観衆も長蛇の列になってくれることを期待している。

過去最大のハブ「御用」=ギネスブック申請へ??沖縄

 沖縄本島南部の沖縄県糸満市で体長225センチに達する過去最大のハブが捕獲され、同県玉城村のおきなわワールド・ハブ博物公園で26日、一般公開が始まった。これまでは1981年に同県東風平町で見つかった214センチのハブが最大だったが、一気に11センチも更新した。
 捕獲されたのは推定約10歳の雄。体重は2.32キロで、12日夕、石垣からはい出してきたところを、ハブ獲り名人の男性が発見した。脊椎(せきつい)骨の構造から「ハブは225.7センチ以上には大きくならない」と結論付けた論文もあり、この説が正しければ理論値ギリギリの大きさだ。
 同公園で26年間、飼育やショーに携わってきた東常慶さん(54)も、普段扱うハブは150センチ前後がほとんどだけに「初めて見たときは怖くて触りたくなかった」。同公園は専用の展示ケースが用意できる年明けまでは土日限定で公開。近くギネスブックにも登録を申請する計画だ。 
時事通信) - 11月26日10時1分更新