アメリカザリガニ:食べる会を開催−−大崎・田尻大貫/宮城

 大崎市田尻大貫で「メダカの郷」を主宰する高橋孝憲さん(58)ら有志は22日、用水や田んぼで大繁殖したアメリカザリガニを捕まえ食べる会を開いた。水田に害をなすザリガニを少しでも減らす趣旨。ふくろ網を1晩仕掛け捕まえた約600匹を大鍋で塩ゆでにしたり、天丼にした。真っ赤な殻をむいた身はエビそのものでほどよいプリプリ感。
 専業農家の尾形耕治さん(59)は「田んぼの畦(あぜ)に穴を開けられ水管理が大変だった。こうして食べると地域の交流も深まる」と話す。仙台市の建設業、我妻敬二さん(62)は「半世紀ぶりに食べた。初恋の味のよう」と懐かしみ、孫もごく自然にぱくついていた。来年以降も続ける。【小原博人】
8月23日朝刊
毎日新聞) - 8月23日12時1分更新
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