読経や太鼓、宗教的背景か

 ミイラ化した女性は餓死

 ミイラ化や白骨化した3人の遺体が見つかった北九州市小倉北区砂津のマンションの部屋から、読経や太鼓をたたく音が日常的に聞こえていたことが1日、小倉北署の調べで分かった。

 同署は、遺体が宗教的な背景から長期間放置されていた可能性もあるとみて関連を調べている。

 また司法解剖の結果、ミイラ化した女性は死後約1カ月で、死因は餓死とみられることが判明。白骨化した2遺体は男女と確認された。

 調べでは、ミイラ化した女性の遺体は、台所兼居間に敷いた布団の上に横たわっていた。男女の2遺体は、別々の部屋の布団の中でほぼ白骨化していた。

 同署は、白骨化した2遺体の死亡時期が、ミイラ化した女性より少なくとも数カ月さかのぼるとみて、3人の身元確認などを進める。
(共同)
(2006年12月01日 13時36分)
http://www.tokyo-np.co.jp/flash/2006120101000303.html