来年は豚年! 韓国の歳末、金運あやかり商品

2006年12月31日11時31分

 韓国では、来年が「600年ぶりの黄金の豚年」と大評判。歳末の街角には便乗商品があふれ、回り回って少子化にも歯止めがかかるのではと、黄金豚ブームが広がっている。
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街角の出店に黄金豚の貯金箱が並ぶ=ソウル市で 

 亥年(いどし)を韓国では豚年という。豚は夢に現れると吉とされるほど、金運の象徴になっている。

 師走に入ると、街の出店などに黄金豚の貯金箱やキーホルダーなどが並んだ。「黄金豚年の生まれ」→「大金持ちになる」との連想から、縁起がいい07年には出生率が上がるという予想も広がり、赤ちゃん用品の関連企業株にも注目が集まっている。

 07年は「丁亥(ひのとい)」の年。この「丁」は火を意味するために、「60年ぶりの赤い豚の年」と解釈されている。そこに中国の陰陽五行思想も絡んで「600年ぶり」との説が出てきたが、易学上では誤りのようだ。「あやかり商法」を狙ったどこかの企業が仕掛けたキャッチコピーが、黄金豚ブームの源という説が有力だ。
http://www.asahi.com/international/update/1231/003.html