「丹波竜」着て見て食べて 関連商品23点発売

KUMA2007-04-04

2007/04/04

売り出された恐竜関連商品。恐竜の顔のパッケージに入ったまんじゅう(左上)。恐竜せんべい(左中)。恐竜をレリーフしたまんじゅう(左下)。地層や化石をイメージした巻きずし(右上)。恐竜デザインのTシャツとバッジ(右下)

 大型草食恐竜の化石発掘に沸く丹波市で、「丹波竜」にちなんだ商品が次々に登場している。これまでに、食品十三種類、服飾品十種類の計二十三点が発売された。発見場所の同市山南地域に加え、別の地域でも、「地域を元気にしたい」と商店主らが知恵を絞る。(記事・太中麻美 写真・小林良多)

 スーパー「ササクラ」は、巻きずしやコロッケなど四種類の食品を売り出した。丹波地域特産の黒豆や大納言小豆を化石に見立て、岩盤の中に化石が埋もれているというイメージで作った。

 「丹波製麺所」も、草食恐竜が食べたというスギの葉を生地に練りこんだ「丹波竜うどん・ラーメン」を考案した。「高山茶園」は、恐竜を象徴する古代米を、緑茶、黒豆茶ブレンドした「たまごっ茶」を販売している。「すっきり飲める」と好評だという。

 弁当店「イッサフーズ」は、恐竜が生き残って鳥類に進化したとされる学説に従って、ダチョウのカツを乗せた「恐竜ロマンどんぶり」を発売。ダチョウも含め、具材はすべて市内で生産されたものを使った。店主の井上一也さん(37)は「丹波竜発見は不景気を吹き飛ばす絶好のチャンス。長く愛される名産品作りをどんどん進めたい」と力を込める。

 恐竜Tシャツなどを販売する「フォーティーン」の吉見宣行社長(50)は「京阪神からの問い合わせも多く、恐竜を通じて丹波のことを知ってもらういい機会」と話していた。
http://www.kobe-np.co.jp/kobenews/sg/0000291000.shtml