ごみ袋に入れて放置か 大阪・能勢の男児遺体

2007年04月24日

 大阪府能勢町の国道173号につながる側道沿いの側溝で男児の遺体が見つかった事件で、男児は何者かにごみ袋に入れられ、側道脇の溝に放置された疑いが強いことが大阪府警の調べでわかった。袋の一部が動物などについばまれるなどして破れたとみられる。府警は24日朝から現場周辺で遺留品を捜すとともに、遺体を司法解剖して身元と死因の特定を急ぐ。

 捜査1課の調べでは、男児の遺体は能勢町天王の国道173号から約50メートル入った側道(幅約4メートル)沿いの側溝の中で見つかった。頭部が黒色のポリ袋に入っていて、両足が外に出ている状態だったという。衣服を身に着けておらず、目立った外傷はなかった。死後1週間程度とみられ、府警はこの間に不審な車両などを目撃した人がいないか、聞き込み捜査を進めている。

 側道のわきには大量のごみ袋や家電製品が捨てられており、同町役場などが監視区域に指定し、年に4、5回巡回している。同町環境課によると、今年1〜2月ごろ、職員が見回りをした際には不審なごみ類は見当たらなかったという。
http://www.asahi.com/kansai/news/OSK200704240029.html