兵庫・丹波市に、恐竜下敷き寄贈

中兵庫信金 小学生や市教委用4700枚

 中兵庫信用金庫(本店・兵庫県丹波市氷上町)の生田伸一郎理事長が25日、丹波市の辻重五郎市長を訪ね、同市山南町で発見された恐竜化石を紹介した下敷き(B5判)4700枚を贈った。

 下敷きは片面に昨年に見つかった尾の骨と肋骨(ろっこつ)の写真、ティタノサウルス類の骨格図、第1次発掘調査で発見されたつながった尾の化石、恐竜の系統樹などを載せた。裏面は「丹波竜」の文字と数種類の恐竜のシルエット、20センチの定規を印刷している。

 市内の全小学生と市教委用に4400枚、市に300枚を贈呈。これ以外に、同市山南町で22日に開かれた「恐竜を活(い)かしたまちづくりシンポジウム」の参加記念に400枚を配布している。

 生田理事長は「『丹波竜』を活用して元気な町になってほしい」と語り、辻市長は「今のところ、恐竜の関心は山南町内に限られており、市全体の意識づくりに役立つ」とお礼を述べた。
(2007年4月26日 読売新聞)
http://osaka.yomiuri.co.jp/tokusyu/dinosaur/20070426kf01.htm