自作の拳銃所持の疑いで農業の男を逮捕 埼玉県警

2007年05月16日17時39分

 自宅に作業場を設け、趣味で作った拳銃を所持していたとして、埼玉県警本庄署などは16日、同県上里町七本木、農業植原順一容疑者(59)を銃刀法違反(拳銃所持)の疑いで逮捕した。調べに対し、植原容疑者は「護身用に作った。ニワトリを撃ったことがある」などと容疑を認めているという。

 調べでは、植原容疑者は4月19日、自作の回転式拳銃1丁を自宅で持っていた疑い。拳銃は全長26.7センチで銃身11センチ。重さ962グラムで、弾倉には4発入る。同署が拳銃を押収して鑑定した結果、1.4メートルの距離から厚さ1.2センチの杉の板を貫通させる威力があることがわかり、逮捕した。実弾は見つかっていない。

 植原容疑者は約10年ほど前から趣味で拳銃作りを始め、自宅に作業場があった。同署は溶接機やのこぎりなどの製造器具計21点を押収。「バズーカ砲や実弾も作ったことがある」と話しているという。
http://www.asahi.com/national/update/0516/TKY200705160293.html