三社祭でみこしに乗った 3容疑者を逮捕 警視庁

2007年06月20日16時57分

 東京・浅草の三社祭で、みこしに乗って混乱を誘発したとして、警視庁生活安全特別捜査隊などは20日までに、都迷惑防止条例違反(混乱誘発行為)の疑いで、江東区千石、飲食店経営市川和弥容疑者(41)ら男3人を逮捕した。いずれも地元のみこし同好会のメンバーで、容疑を認めているという。

 同隊は、3人と一緒にみこしに乗った入れ墨師木本稔容疑者(32)=同容疑で逮捕=の供述から、浅草にある指定暴力団住吉会系組事務所を家宅捜索し、地元のみこし同好会の資料を発見した。

 調べによると、市川容疑者らは5月20日午後0時10分ごろ、開催中の三社祭で、台東区千束から西浅草の路上で、主催者の注意や警察官の警告を無視し、担ぎ手を押しのけてみこしの上によじ登り、扇子を振ったり音頭を取ったりして、公共の場所で混乱を誘発した疑い。

 三社祭ではほかに、みこしに乗った男1人と、市川容疑者らを確保しようとした警察官を妨害した男2人が現行犯逮捕されている。(時事)
http://www.asahi.com/national/update/0620/JJT200706200007.html