阪急百貨店、阪神との経営統合を承認 株主総会

2007年06月27日12時27分

 阪急百貨店(大阪市)は27日午前、株主総会を開き、阪神百貨店(同)との10月の統合を承認した。持ち株会社「エイチ・ツー・オー(H2O)リテイリング」に、両百貨店が事業会社としてぶらさがる。両本店の売上高を合わせると、大阪地区にある全百貨店の約3割を占め、近畿で突出した規模の百貨店が誕生する。

 大阪市で開かれた株主総会では、新田信昭社長が「阪急と阪神の二つのブランドを生かし、経営は一体化するのが効果的だ」と説明。株主からは「阪神百貨店の従業員にも統合協議では配慮をしてほしい」「カードの優待制度はどうなるのか」などの質問が出た。
http://www.asahi.com/business/update/0627/OSK200706270021.html