丹波竜の頭部発見、地元もわく

2007/06/27

 「丹波竜」の頭部発見のニュースが伝わった二十六日、丹波市内では喜びの声が広がった。

 化石発見者の一人、村上茂さん(62)は、人と自然の博物館の三枝春生研究員から報告を受けた。「関節がつながって発見されるなど、丹波竜には何度もまさか、と驚かされてきたが、最も発掘されにくいという頭部が、一次発掘の範囲にあったなんて」と話し「博物館に持ち帰った岩のなかに、まだ貴重な化石があるかもしれない」と声を弾ませた。

 地元丹波市山南町商工会の大地但会長は「世界的な発見とあらためて証明されたことで、地域おこしの取り組みにも力が入る」と笑顔。

 辻重五郎・丹波市長は「市としても大きな喜びだ。今後の発掘の進行と研究の成果が、ますます楽しみ」と語った。
http://www.kobe-np.co.jp/chiiki/ta/0000416960.shtml