レールの間に寝た男性、列車通過後に立ち去る 中央線

2007年07月29日01時13分

 28日午後4時35分ごろ、東京都武蔵野市境南町のJR中央線「西原踏切」で、遮断機が下りてから男性が侵入し、上り線の2本のレールの間に横たわった。直後に青梅発東京行き快速電車(10両編成)が現場を通りかかった。運転士は男性に気づいて急ブレーキをかけたが間に合わず、現場を150メートルほど通り過ぎて停車した。運転士が確かめに行くと、7両目の下から男性が自力ではい出してきて、侵入してきた方向へ無言のまま立ち去った。

 男性は70代とみられる。けがはない様子だったという。

 列車は19分遅れで運転を再開した。このトラブルで約1万5000千人に影響した。JR東日本は「すき間は高さ20〜30センチ分くらいか。今回は無事で良かったが、こういうことをされては困る」と話している。
http://www.asahi.com/national/update/0728/TKY200707280342.html