鳥取砂丘に巨大「落書き」、名大生が反省の手紙

2007年09月26日20時03分

 鳥取市にある国立公園「鳥取砂丘」の馬の背に巨大な落書きした名古屋大生たちが反省の気持ちをつづった手紙が、25日に環境省浦富自然保護官事務所に郵送されてきた。環境省は自然公園法違反の疑いで調査していたが、注意文書を学生たちに送ることで調査を終えることにした。

 落書きをしたのは名大の野外活動サークル「ハックルベリーフィン」のメンバー7人。今月初めに中国地方を歩いて旅行し、鳥取砂丘にゴールしたことを記念してサークルの略称「HUCK」を足で掘り込んで書いたという。文字は縦15メートル、横50メートルと巨大で、自然公園法が禁じる「広告物の表示」の疑いがあるとして環境省が調査していた。

 環境省近畿地方環境事務所によると、手紙は「悪気はなかった。反省している」との内容。環境事務所は「字は風で消されているし、学生も大変反省している様子なので注意文書を送ることにした。今後は県や市とも協力して注意を呼びかけていく」と話している。
http://www.asahi.com/national/update/0926/NGY200709260015.html