ファイル交換ソフトでヒット曲不正公開 発信者開示命令

2006年09月25日23時29分

 ファイル交換ソフトWinMXを使ってヒット曲などの音楽データをインターネット上で不正に公開した人たちの情報を開示するよう、レコード会社14社がインターネット接続業者(プロバイダー)に求めた訴訟の判決が25日、東京地裁であった。荒井勉裁判長は不正公開によるレコード会社の著作隣接権送信可能化権)の侵害を認め、請求通り19人の名前と住所の開示を命じた。

 開示を命じられたのはプロバイダー大手のBBテクノロジーなど3社。原告が加盟する日本レコード協会が発信者情報の提供を求めた際、「自社の判断による開示は控える」としていた。

 協会によると、ファイル交換ソフトによる無料での音楽データ交換で、不正公開しているユーザーに協会が送った警告メールは04年3月以降、1000万件を超えている。
http://www.asahi.com/national/update/0925/TKY200609250415.html