学歴低く偽り神戸市職員に 調理師ら13人を諭旨免職

2006年11月03日10時27分

 神戸市は2日、受験資格が「高校か中学の卒業者」の職員採用選考で、学歴を低く偽っていたとして、市内の小中学校給食調理師ら計13人を諭旨免職処分にした、と発表した。いずれも大学か短大を卒業していたのに、その間は「民間企業にいた」などと説明していた。

 免職処分になったのは、給食調理師8人、管理職5人で、32〜60歳の男女職員。同市教育委員会では今夏、給食調理師の女性が同様の学歴詐称諭旨免職となり、これを受けて同市教委が調査し、判明した。

 同市教委は「結果的に、中高卒者の就業機会を奪った。いずれも勤務態度は良かったが、免職に踏み切った」と説明している。
http://www.asahi.com/national/update/1103/OSK200611030004.html