紙幣が突如ぼろぼろに=独で不可解な現象相次ぐ

 【フランクフルト2日時事】ドイツで最近、現金自動預払機(ATM)から引き出したばかりのユーロ紙幣が、突然ぼろぼろに崩れるという不可解な現象が相次いでいる。ドイツ連邦銀行中央銀行)の2日の発表によると、こうした紙幣はドイツ北部、東部を中心に、既に約1500枚見つかっている。
 財布から取り出した途端に大部分が崩れてしまうほどもろく、真ん中に穴が開いているものもある。
 連銀は紙幣をベルリンとマインツの州刑事局に提出。調査の結果、紙幣から硫酸が検出された。一部報道では、何らかの原因で紙幣に付着した硫酸塩が、汗などの水分で硫酸に変わり、紙を溶かしたとの見方が伝えられている。犯罪なのか、製造、輸送過程などでのミスや事故によるものなのか、現時点では不明という。 
時事通信) - 11月3日15時1分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061103-00000050-jij-int