2007/04/10-11:57 学生自殺「指導に問題」=ゼミ担当准教授を免職−高崎経済大学

 群馬県高崎市の市立高崎経済大学(木暮至学長)経済学部2年の女子学生=当時(20)=が自殺したのは強圧的な指導に要因があったとして、同大がゼミ指導担当の男性准教授(38)を懲戒免職処分にしていたことが10日、分かった。
 同大によると、女子学生は昨年6月ごろからゼミに参加。准教授はゼミに参加している学生に新聞社説を要約するなどの課題を出し、提出期限を今年1月15日に設定。提出できない場合は「即留年」と女子学生にメールなどで通告していた。
 女子学生は1月15日までに提出できず、准教授に「留年すると分かっています。人生もやめます」とメールを送信し、同日夜、同県みどり市の橋から渡良瀬川に身を投げて自殺した。
 同大は1月末、調査委員会を設置。准教授やゼミ学生らから事情を聴くなどし、「准教授の指導過程に大きな要因があった」と結論付けた。准教授は「調査結果は納得できない。間違ったことはしていない」と反論しているという。
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2007041000366