ペンタックス、筆頭株主にTOBへの理解求める

2007年05月17日21時32分

 ペンタックスの綿貫宜司社長が17日、筆頭株主スパークス・グループに対し、HOYAによる株式公開買い付け(TOB)を受け入れる方針を説明し、理解を求めた。スパークスは合併断念を決めたペンタックスの現経営陣に批判的で、浦野文男・前社長らの再任を求める株主提案をしているが、取り下げるかどうかは今後の情勢をみて判断するとみられる。

 関係者によると、綿貫社長らは同日午後、企業への投資を手がけるスパークスの子会社のスパークス・キャピタル・パートナーズの宮坂彰一社長らに、合併を断念した経緯や中期経営計画の内容、TOBを受け入れる方針を説明した。今後もスパークス企業価値最大化に向けて意見交換したい考えを伝えたという。
http://www.asahi.com/digital/nikkanko/NKK200705170001.html