神戸大がはしかで休校

2007/05/31

 神戸大学(神戸市灘区)は三十一日、学生三人に麻疹(はしか)の感染が確認されたとして、六月一日から十二日まで全学休校にする、と発表した。すでに甲南女子大学(同市東灘区)が四日までの一週間、全学休校としており、県内では二例目とみられる。休校の影響を受けるのは、十一学部の学部生と十二研究科の院生計約一万七千人。期間中、事務局は開くが学生は学内立ち入り禁止となる。

 神戸大によると、三十日までに感染が確認された三人のうち、二人は学部が同じで、共通の講義を受講していたという。同大は三十一日午後、野上智行学長と全学部長らで構成する保健委員会を開き、感染拡大を防ぐため、全学休校を決めた。ホームページや看板で休校期間を伝える一方、ワクチンの接種などを呼び掛けている。

 一方、付属の六校園は平常通り授業をし、付属病院も診療を続けるという。(霍見真一郎)
http://www.kobe-np.co.jp/kobenews/sg/0000361004.shtml