はかり振りきる30キロ巨大大根 高松の黒川さん収穫

2008年03月19日03時52分

 大根は栄養たっぷりの有機栽培を続けると巨大化する――。そんな話を実現した大根が15日、高松市新田町の畑で収穫された。同市の会社役員、黒川要さん(61)が育てたもので、30キロのはかりを振りきる大物だった。黒川さんは16日に広島県尾道市で開かれる「全国ジャンボ大根フェスティバル」に出品し、2年ぶりの優勝を狙う。

 この日収穫された最大のものは、根の長さが85センチ、胴回り85センチ。葉ごとはかりに載せると、針が軽く1回転以上して止まった。これまでの最重量は2年前に栽培した43.3キロで、その年の大根フェスタで優勝し、「世界最重量」とされる。

 「将来、食糧危機が来るかもしれない」と思って6年前に畑作業を始めた。1年間、有機肥料だけで土づくりをし、2年目から野菜を育てたところ、普通の品種の大根が大きく育つようになったという。収穫された大根の一部は、初めに種を買った高松市松島町2丁目の種苗園芸店「フラワーガーデン花崎」に飾られるほか、31日に地元の春日神社に奉納される。
http://www.asahi.com/life/update/0315/OSK200803150099.html